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2020/4/3
2020年原水爆禁止国民平和大行進 全国通し行進ならびに国際青年リレー行進の中止と東京の行進準備について
平和行進中央実行委員会事務局から、下記の発表がありました。
2020年原水爆禁止国民平和大行進
全国通し行進ならびに国際青年リレー行進の中止と東京の行進準備について
2020年4月3日行進事務局
先に「各都道府県の実情を踏まえた平和行進」について要請した以降、事務局団体会議では新型コロナウイルスの感染症拡大を踏まえ、参加者と国民の命と健康を第一義に考えること、同時に、平和行進の重要な役割を守り、それぞれの時期と実情を踏まえて、創造的に対応することを課題に、何ができるのかを追求してまいりました。中央実行委員会・都道府県実行委員会の皆さまに、以下の対応へのご協力をお願いします。
1.全国通し行進ならびに国際青年リレー行進の中止について
23日の時点では、コロナ感染を防ぐための措置として、行進者からのアピールを中心とし、市民の行進参加は呼びかけないこと、都道府県にまたがる通し行進は、受け入れ側の意思を尊重することを確認し、都道府県実行委員会の受け入れをお願いしていました。しかし、その後も感染は全国的にも国際的にも急速に拡大しており、海外からの日本への渡航はもちろん、国内的な移動も、いっそう警戒が必要になっています。
事務局団体会議では、この実情を踏まえ、ことしは全国通し行進、国際青年リレー行進を中止することで、皆様に理解と協力をお願いすることにしました。被爆75年ということで意気高く準備してこられた皆様には、歩く側も受け入れる側にとっても大変悔しい決断かと思います。来年の行進にはぜひ歩いていただきたいと思います。
2.5月の夢の島の出発、都内の行進について、
東京では、いま現在、一日の感染発生数が100件に上っており、なお、上昇ラインを辿っています。同時に、国民の運動は、私たちの6・9行動、国民的な「総がかり行動」などそれぞれが、発生を抑え、マスクを着用しながらサイレントアクションとして、被爆写真で訴え、署名を集めるなど多くの工夫を凝らして、国民の世論を支えています。
5月6日の夢の島の出発も、参加者の自発的意思を尊重し、コロナ感染防止に細心の注意を払いながら、都民にアピールできる創意的な方法を検討しています。
同時に、参加者や都民、国民の健康と命を守ることは最優先事項です。従って、もし現状が収束せず、感染拡大の上昇が続く場合には、中止と判断することがありうることをご理解ください。
最初に出発する東京の状況として5月6日に関しては、状況に合わせて何ができるのか可能性を当日ぎりぎりまで追求し、緊急事態宣言およびそれに準ずる措置が講じられた場合には行進を中止する判断をします。ただし、全国一律の措置ではありません。
3.各都道府県の行進について
先の要請文書に対し、「従来通りの行進を前提にしているのでは?」というご質問をいただきました。事務局団体としての考え方は、1、2、のそれぞれの項目にある通りですが、同時に、現在のコロナの感染状況は、都道府県によって大きな違いがあり、また、3カ月にわたる行進ですから、時期によっても違いが生まれます。
検討にあたっては、新型コロナウイルス感染の状況を踏まえつつ、「核兵器廃絶」をひろく市民に伝えるために何ができるのか、知恵を出し合ってください。その際、先に要請しました「不特定多数の市民に参加は呼びかけない」「朝の時点で発熱、咳、だるさなどがある場合は参加を取り止める」、「マスクを着用する」などに加えて、「参加人数、行進時間、人との間隔、集会の規模」も考慮してください。人命が何よりも大切です。十分に議論し、具体化してください。
以上